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リアルタイム細胞増殖測定機器(がん・ウイルス研究)
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Maestro Zの紹介動画
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MAESTRO ZHTシリーズの特長
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従来(MTTアッセイ等のエンドポイントアッセイ)の測定では、測定毎にウェルを使用するため、同一の細胞を継続して測定できないことと、一度に多くのデータを取得できないことが大きな課題でしたが、Maestro ZHTシリーズを用いることで、これらの課題が克服できます。Maestro ZHTシリーズは、非侵襲的・ラベルフリーで細胞の増殖をリアルタイムに測定し続けることができ、長期間(~週)にわたり同一ウェル内の細胞の挙動を測定できます。この結果、ウェル間差なく連続したデータを取得することができます。また、Maestro ZHTは、384ウェルフォーマットを使用し、ハイスループットアッセイに対応できます。
Maestro ZHTシリーズで取得できるデータの模式図
同一ウェルを継続して長時間測定でき、一枚のプレートで多くの条件を設定できます(下図)。
従来試験(MTTアッセイ等)で取得できるデータの模式図
データ取得の際に各ウェル内の細胞を使用することから、経時変化を測定するためには多くのウェルを準備する必要があります(下図)。このように多くのウェルを準備しても、同一のウェル(細胞)を継続して測定することはできず、ウェル間差による誤差が生じます。
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Maestro ZHTシリーズはボックス型の装置となっていて、本体で温度、CO2濃度が自動制御されます。そのため、他の機器でみられるように、専用のインキュベータを準備し、その中に機器本体を入れる必要がありません。細胞を播種した専用プレートををセットするだけで、すぐに測定が開始できます。 |
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専門家のコメント
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海外ユーザーによるウェビナーがAxion社サイトで公開されています。下のボタンをクリックしてください。
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鎌状赤血球症 |
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COVID-19 Study |
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Plant-derived pectin as a breast cancer therapy |
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Maestroシリーズを使用している文献情報をお知らせします。
Hu W, Zhou C, Jing Q, Li Y. et al. (2021).
Li Z, Ma J, Kuang Z, Jiang Y. (2021).
Chen Y, Tristan CA, Chen L. et al. (2021).
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製品仕様
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Maestro ZHT, Zの測定にはインピーダンス測定用の専用プレートが必要です。384ウェルプレートは、Maestro ZHTで使用できます。96ウェルプレートは各ウェルの底面の一部が透明なので、細胞の形態が観察できます(384ウェルプレートは細胞の観察ができません)。
左図:96ウェルプレート。右図:96ウェルプレート上の細胞

ウェル数 |
入数 |
製品名 |
製品番号 |
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96 |
5 |
CytoView Z, 96 Black |
Z96-IMP-96B-5 |
384 |
5 |
CytoView Z 384 Black |
Z384-IMP-384B-5 |
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T細胞によるがん細胞傷害性試験(キリングアッセイ)
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(1) グリオーマ細胞(U87 )の増殖によるインピーダンスの変化
ヒトグリーマ細胞(U87細胞)を、3種類の播種密度(10,000, 25,000, 50,000細胞)で播種して、インピーダンスの変化を測定しました。細胞の増殖に伴い、培養プレート底面のインピーダンスが増加していきます。

T細胞を添加していない条件では、継続してインピーダンスが増加していますが、活性化したT細胞を添加する(下記グラフの灰色の線)とU87細胞が攻撃され、インピーダンス値が減少します。このように、インピーダンス値を指標として、経時的にT細胞の効果を評価できます。

3種類の播種密度(10,000, 25,000, 50,000細胞)で播種した細胞のそれぞれの条件で、活性化されたT細胞を添加しました。インピーダンス値が0になる点を100%のCytolisysとして、各条件での結果を表した(左図)。さらに付属ソフトを用いることでCytolisysが50%となる時間を求めてグラフが作成できます(右図)。

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ソフトウェア
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