最終更新日: 2026年10月09日

「唾液でホルモンが測れる」と聞くと、「血液ではなく唾液で本当に測定できるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
実は、私たちの唾液にはさまざまな成分が含まれており、コルチゾールやテストステロンなど、一部のホルモンは唾液を使って測定することができます。
唾液によるホルモン検査は採血を必要とせず、自宅でも検体を採取しやすいことが特徴です。一方で、ホルモンの種類によっては血液検査が用いられており、それぞれに異なる特徴があります。
この記事では、「なぜ唾液でホルモンが測れるのか」という仕組みから、唾液検査と血液検査の違い、正しく検査するための唾液の採り方まで、わかりやすく解説します。

唾液でホルモンを測れるのはなぜ?
目次
唾液でホルモンを測れる理由とは?
血液中の一部のホルモンは唾液にも移行する
ホルモンは体内のさまざまな場所でつくられ、主に血液を通じて全身へ運ばれています。
血液中のホルモンには、タンパク質と結合しているものと、結合していない「遊離型」と呼ばれるものがあります。一部のホルモンでは、この遊離型が唾液中にも移行することが知られています。
そのため、唾液に含まれるホルモンの濃度を測定することで、体内のホルモンの状態を知るための一つの手がかりにすることができます。
実際に、唾液はコルチゾールやテストステロン、エストラジオールなどのホルモン測定に利用されています。
すべてのホルモンが唾液で測れるわけではない
ただし、すべてのホルモンを唾液で測定できるわけではありません。
ホルモンの種類や測定する目的によっては、血液による測定が適している場合があります。
そのため、「唾液検査と血液検査のどちらが優れているか」という考え方ではなく、調べたい項目や目的に応じて検査方法を選ぶことが大切です。
唾液検査と血液検査は何が違う?
唾液検査は自宅で採取しやすい
唾液検査の大きな特徴は、採血を必要としないことです。
専用の容器などを使って唾液を採取するため、注射が苦手な方でも利用しやすく、自宅で検体を採取できるというメリットがあります。
医療機関へ出向く時間を取りにくい方にとっても、自宅でできるホルモン検査は、自分の体の状態を知るきっかけの一つになります。
血液検査には血液検査ならではの特徴がある
一方、血液検査は医療機関などでも広く利用されており、測定できる項目が多いことが特徴です。ホルモンによっては、血液を用いて測定することが一般的なものもあります。
また、同じホルモンでも、唾液と血液では測定している対象や参考となる値が異なる場合があります。
そのため、唾液検査と血液検査の数値を単純に比較するのではなく、それぞれの検査方法に応じて結果を見ることが重要です。
唾液を正しく採取するためのポイント
唾液を用いたホルモン測定は、研究や検査などでも利用されている方法の一つです。
一方で、唾液中のホルモン濃度は、採取する時間帯や飲食、運動などの影響を受ける可能性があります。
特にコルチゾールやメラトニンなど、1日の中で分泌量が変化するホルモンでは、採取する時間も結果を考えるうえで大切な要素とされています。
そのため、唾液検査では「簡単に採取できる」だけではなく、決められた条件に沿って正しく採取することが重要です。
① 指定された時間や条件を守る
検査するホルモンによって、推奨される採取時間や条件は異なります。
自己判断で採取時間を変えず、検査キットの説明書に記載された方法に従って採取しましょう。
② 採取前の飲食や歯磨きなどに注意する
飲食や歯磨き、激しい運動などによって、唾液の状態や測定値に影響が出る可能性があります。
採取前に避けたほうがよい行動や、採取までに空ける時間については、使用する検査キットの説明書を確認することが大切です。
また、採取後の保管方法や返送方法についても、案内に従いましょう。
まとめ|唾液と血液、それぞれの特徴を知って検査を選ぼう
唾液には一部のホルモンが含まれており、その性質を利用してホルモンを測定することができます。
唾液検査には、採血を必要とせず、自宅で検体を採取しやすいという特徴があります。一方、唾液では測定できないホルモンがありますので、そのようなホルモンを測定する場合は血液検査が必要となります。
どちらか一方が優れているというものではなく、「何を調べたいのか」に合わせて検査方法を選ぶことが大切です。
WELLMILLでは、唾液を使ったテストステロン、エストラジオール、コルチゾール、メラトニンの検査に加え、自宅で採血が可能な血液を用いたホルモン検査もご用意しています。
また、WELLMILLの検査キットをご購入いただいた方は、検査後に保健師による30分間のオンライン無料相談をご利用いただけます。検査結果の見方や、結果を見て気になったこと、日々の生活について相談することができます。
「結果を見たけれど、どう受け止めればよいかわからない」「日常生活で気をつけられることを知りたい」といった場合にも、検査後のサポートとしてご活用いただけます。

目的に合わせて自分に合った方法を選べるっていいね♪
「自分はどのホルモンを調べればよいのだろう?」と気になる方は、まずは検査項目の特徴を確認し、自分の目的に合った検査を選んでみてください。
なお、郵送検査の結果やオンライン相談は、病気の診断や治療を行うものではありません。体調に不安がある場合や症状が続いている場合は、検査結果にかかわらず医療機関へご相談ください。
