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iPS細胞由来感覚神経細胞
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StemRNA Sensory neuron
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末梢神経細胞のマーカーであるPeripherin、感覚神経細胞のマーカであるBrn3aが発現しています。
(解凍播種後14日:スケール=50 µm)
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末梢神経細胞のマーカーであるPeripherin遺伝子と感覚神経細胞のマーカであるBrn3a遺伝子の発現をqPCRで確認しました。どちらの遺伝子もヒトiPS細胞よりも発現量が増加しており、Brn3aはヒトhuman DRGと同程度の発現量を示しました。
(●):StemRNA Sensory neuron
(■):human DRG
※ヒトiPS細胞の発現量を1とする。
感覚神経細胞関連のチャネル遺伝子の発現をqPCRで確認しました。TRPM8、TRPV1、TRKB、TRKCは、ヒトDRGと比較して同程度または高い発現量を示しました。TRPA1, Nav 1.8, Piezo 2の発現量は、比較的小さくなりました。
(●):StemRNA Sensory neuron
(■):human DRG
※ヒトiPS細胞の発現量を1とする。
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Capsaicinに対する反応
StemRNA Sensory neuronを解凍播種し、27日後に100 nM Capsaicinを添加しました。DMSOまたはCapsaicinの添加前および添加後、それぞれ60秒間測定しました。 StemRNA Sensory neuronを解凍播種し、32日後に1 nM Mentholを添加しました。VehicleまたはMentholの添加前および添加後、それぞれ60秒間測定しました。 StemRNA Sensory neuronを解凍播種し、46日後に温度変化に対する反応を評価しました。37℃から46℃まで温度を変化させ、1℃ごとに30秒間の測定しました。n=3 wells。エラーバー=SEM。
添加前に対する添加後の変化量を表しています。n=3 wells。エラーバー=SEM。
Mentholに対する反応
添加前に対する添加後の変化量を表しています。n=3 wells。エラーバー=SEM。
温度変化に対する反応
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日程 | 学会 | タイトル |
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2023年6月14日 | ISSCR 2023 Annual Meeting | Electrophysiological Nociceptive and Itch Assessment of Human iPSC-Derived Sensory Neurons Using Multi-Electrode Array (MEA) And Their Potential as an Alternative Model for Dorsal Root Ganglia |
2022年10月31日 | 日本動物実験代替法学会 第35回大会 |
ヒトiPSC由来感覚神経細胞のMulti-Electrode Array (MEA) を用いた電気生理学的薬剤評価とDRG代替モデルとしての可能性 |
2022年6月20日 | 第49回日本毒性学会学術年会 | ヒトiPSC由来感覚神経細胞の特徴と薬剤応答性の評価 |
2022年6月17日 | ISSCR 2022 Annual Meeting | Human iPSC-derived sensory neurons and their potential as an alternative to primary DRG cells for drug discovery. |
2021年11月11日 | 日本動物実験代替法学会 第34回大会 |
ヒトiPSC由来感覚神経細胞の特徴とDRGの代替モデルとしての可能性 |