新年、明けましておめでとうございます。

　リプロセルは、今年で設立18年目を迎えることができました。これも皆様の多大なるご支援の賜物と、心より御礼申し上げます。

　リプロセルは、2003年、東大・京大発の大学発ベンチャーとしてスタートし、iPS細胞用の研究試薬事業をはじめ、創薬支援や再生医療へと事業を拡大してまいりました。また、日本発のグローバル企業を目指し、積極的に海外展開も進めております。現在、アメリカ、イギリス、インドに子会社を保有し、各拠点でビジネスを展開するに至りました。

　今年は、リプロセルにとって、新たなステージを迎える重要な年だと考えております。特に、再生医療分野に注力し、加速させてまいります。まずは、脊髄小脳変性症を対象とした再生医療製品の日本における治験第II相試験を迅速に進め、早期の承認を目指します。さらに、iPS細胞を用いた再生医療でも、筋萎縮性側索硬化症(ALS)や横断性脊髄炎(TM)の研究開発を積極的に進め、早期の治験開始を目指します。今後、少しでも早く、これらの再生医療製品を患者の皆様にお届けできるよう、全力を尽くしてまいります。

　今後とも引き続き、世界最先端のiPS細胞技術を活用し、研究支援および再生医療の両分野において、積極的に事業を推進してまいります。

　最後に、皆様におかれましても、幸多き一年になりますよう役職員一同祈念しております。

株式会社リプロセル 
代表取締役社長    
横山　周史