連結子会社(REPROCELL USA Inc.)における細胞加工設備の開設について
この度、当社の100%子会社であるREPROCELL USA Inc.(以下、米国リプロセル)におきまして、GMPに準拠した細胞加工設備(以下、本設備)の開設をいたしましたのでお知らせいたします。
本設備の開設式が5月15日に米国リプロセルにて開催されました。開設式では、当社代表取締役社長の横山のほか、メリーランド州政府の商務長官ケビン・アンダーソン氏、州務副長官マイケル・ロア氏、Maryland Stem Cell Research Fund (MSCRF)のエグゼクティブ ディレクターのルチカ・ニジャラ女史らの来席を頂きました。
当社では、米国食品医薬品局(FDA)、欧州医薬品庁(EMA)、日本の医薬品医療機器総合機構(PMDA)が定める規制基準に準拠した臨床用iPS 細胞(シードiPS 細胞)の製造を行っており、このシードiPS 細胞(StemRNA™ Clinical iPSC Seed Clones)は、世界の多くのバイオ医薬品企業によって評価されています。本設備では、当社のシードiPS細胞を活用したマスターセルバンク製造や再生医療等製品の製造に加え、間葉系幹細胞のセルバンク製造や、培養上清液に含まれるエクソソーム等の製造を計画しております。
当社の再生医療等製品の製造プロセスを担う拠点として、本設備に加えて、神奈川県が川崎市殿町地区に設置したライフイノベーションセンター(LIC)内に再生医療用の細胞加工を行う「殿町・リプロセル再生医療センター」、当社が戦略的出資をおこなっているヒストセル社(スペイン ビルバオ)、iPS細胞及び再生医療等製品の受託製造事業に関して基本合意書を締結しているBioBridge Global社(米国テキサス州)があります。顧客の多様化する技術ニーズや引き合いに対応するために、再生医療等製品に関わる受託製造事業をさらに拡充してまいります。