新年、明けましておめでとうございます。

　まずは、新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々およびご家族の皆さまに謹んでお悔やみ申し上げますとともに、感染された皆さまや、生活に影響を受けられている皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

　リプロセルは、2003年、東大・京大発の大学発ベンチャーとしてスタートし、今年で設立19年目を迎えることができました。現在は、アメリカ、イギリス、インドに拠点を有し、iPS細胞ビジネスをグローバルに展開しております。これも皆様の多大なるご支援の賜物と、心より御礼申し上げます。

　昨年は、全世界的に新型コロナウイルスの感染が拡大し、世界各国でロックダウン等の措置がなされ、当社の事業も一時的に影響を受けましたが、後半は回復傾向にあり、全体として順調に進んでおります。
　事業面では、脊髄小脳変性症を対象とした再生医療製品ステムカイマルの臨床試験を開始するなど、大きな進捗がございました。今後、患者様へ新しい治療法が１日でも早く届けられるよう、早期の承認取得を目指してまいります。さらに、新規事業として、再生医療への利用を目指した臨床用iPS細胞の作製サービスを、企業向けおよび個人向け（パーソナルiPS）に開始いたしました。今後、これらの新規事業に関しても積極的に推進してまいります。
　新型コロナウイルスの影響に関しては、依然不透明な部分もありますが、当社としては、感染対策を徹底しながら、着実に事業を推進してまいります。

　最後に、皆様におかれましても、くれぐれもお体に気をつけていただき、幸多き一年になりますよう役職員一同祈念しております。

株式会社リプロセル 
代表取締役社長    
横山　周史